子供の肥満、もしかして原因は……
小学校高学年になると、体型も男らしく、女らしく変化してきます。
ところが、最近は子どもたちの多くが、健康診断で「痩せ」とされています。
病的な痩せではないのであまり問題視されませんが、スリムなパンツスタイルや華奢な後姿は、「スタイルのいい今時の子ども」という印象を受けます。
そんな中で「標準体型」であっても太っているように見えてしまうのが不思議ですが、「肥満」と評価される子ども達もいます。
でも、「痩せ」の子が多いため、「肥満」と評価される子ども達はとても目立つようになりました。
「痩せ」でもたくさん食べているのに……
痩せている子と一緒にご飯を食べに行くと、体型に似合わない量を食べていて驚かされる事が多々あります。
大人並みに食べていても、太らない子。控えめに食べているのに、太ってしまう子。
何が違うのでしょう?
心配な「親のいない時間」
子どものお友達の中に、「肥満」と言われている子どもがいます。
その子は、親がいない間、コンビニに出かけてお菓子を買うのも自由、ファーストフード店で見かける事もありました。
小学生でコンビニに買い物に行ったり、ファーストフード店に行ったりする事は、たぶんその家庭でも禁止していると思います。
でも、「親が仕事をしていて、家にいない時間」という自由な時間が、子どもが大好きなジャンクフードやお菓子を手に入れやすくさせているのは否めません。
「肥満」にさせないためにできる事
大人でも、夜小腹が空いた時、部屋にお菓子があったらつい手が出てしまいますよね。
でも、大人だから「太るからやめておこう」と、ぐっと我慢する事ができると思います。
しかし、子どもは我慢ができません。
私の母は、私たち兄妹が子どもだった頃、お菓子は常備していましたが、全て「小袋」でした。
親がいない時に口寂しくなって、ガサゴソ探しても出てくるのは小袋なので、ちょっと小腹を満たす程度のもので済んでいました。
もし、子どもにお留守番をさせていて「肥満」を指摘されたのであれば、家に置いておくお菓子は最小限にしておく必要があると思います。
また、お小遣いの金額によっては、今はコンビニで簡単に高カロリーのスナック菓子を手に入れる事ができます。味も子ども好みですよね。
知ってしまうと我慢ができない子どもだからこそ、買えないように高額なお小遣いをあげないようにする必要があると思います。
「肥満」は子ども自身も傷つく
一度太ると、なかなか痩せる事はできません。太る生活習慣は、改善する事が難しいからです。
そして、子どもは自分自身が太っている事を周りから指摘されて、とても傷つきます。
容赦ない言葉に傷つけられながらも、行事の写真には写らなくてはいけない。でも、お菓子も美味しいし止められない……。
大人も子どもも、人より太っていても気にしない、なんていう人はあまりいませんよね。子ども時代は、かけがえのない宝物になる時です。
「肥満だった」というくらい記憶にならないように、肥満になる原因を避け、楽しく過ごせるように親としてサポートしてあげたいと思います。
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