小学生の英語教育!実際の現場とは?親はどうしたらいいの?
私たち親世代にとって、英語の授業が始まったのは中学生の頃からでしたよね。
その後ゆとり教育が取り入れられ、さらに新学習指導要領に基づいて見直されたりと、現代の子ども達を取り巻く教育環境も大きく変わってきています。
ここ数年英語力が重要とされ、いよいよ小学生からALT(外国事後指導助手)を導入した英語授業が始まりました。
親として英語教育を考え始める時期
英語教室や塾なども増え、子どもが生まれると早々に送られてくる英語教育のダイレクトメール。
それらを目にして、さらにマスコミなどで「英語が小学生から始まる」と言われると、「早く習わせなきゃ…」と焦る気持ちは否めません。
音楽に合わせて体を動かしながら英語も取り入れていく…という幼児教育もたくさんあります。
保育園や幼稚園でも、年長になると英語の授業があるところも少なくありません。
仲のいいお友達やそのママから「英語教室に行ってるんだ~」って言う話を聞かされると、多少なりとも焦りや不安を抱くものです。
小学校でおこなわれている英語授業の一場面
子どもの通う小学校において、先日ALTによる英語授業が初めて公開されました。
パソコンをテレビにつなぎ、「朝何時に起きた」や「学校に何時に着いた」という身近なことについて先生に続いて英語で繰り返し発音し、飽きてきたかな…っていうタイミングを逃さずに歌に切り替える…という、とても楽しい授業がおこなわれていました。
ALTは、基本日本語を話しません。もちろん日本語を理解し話せる先生ですので、子どもたちが日本語で「え~っと…」って言うと、「No,No,No,No!『え~っと…』」と切り返したりもするので、子ども達は楽しそうに授業を受けています。
分からない子ども達に対しては、クラス担任が見回りアドバイスをしている光景を目にします。
中学校からは本格的な英語の授業が始まりますが、「英語に親しむ」という点では、子どもたちのウケはいいようです。
週1回あるか無いかの英語の授業では、子ども達に英語力がつくかどうかは難しいところですが、小学生から「英語を話す人がいる」「肌や目の色が違う」という、人種についても学ぶことができる貴重な機会だと感じました。
小学生で「英検3級」取得できる??
地域差もあるのかもしれませんが、周りでは小学6年生で英検3級を取得している子どもも少なくありません。
「一体いつ勉強したの?」と不思議に思いますが、英語に関する資格は他にも多々あります。
そして、高校入試や大学入試で少しポイントアップすることもあるので、取得しておくメリットはあると思います。
小学生高学年にもなると、「日本語ではこういうけど、英語ではどういうの?」って興味を持ってくる子ども達もいます。
そこできちんと教えてあげる事ができるかどうかが、子どもが英語を好きになるか苦手意識を持ってしまうかの分かれ目なのかもしれませんね。
焦ることはないけど、先を見て…
子どもによって英語に興味を持てる、理解できる年齢は異なります。
自分が興味を持てない事を、子どもは率先してやりませんよね。
親としてどう導いていくかにかかってくるのですが、小学生が終わると次は中学生。
本当にあっという間に月日が流れ、気が付けば「高校受験」「大学受験」が視野に入ってきます。
塾の「保護者説明会」に参加した時、「高校生になると『主語=S』という表現をしますが、中学生になった時から塾ではそう教えます」という話を聞きました。
早い時期からそのように教えていくと、子どもの中で英語の文法などについても抵抗がないそうです。
企業がどんどん海外へ進出している時代、子ども達が社会人になる頃には「英語で話せて当たり前」になっているかもしれません。その時に「小学生から英語の授業があったから」と、少しでも自信を持てる子ども達が増えるといいですね。
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