今どきの小学生の習い事事情!いつからいつまでやるの?適正な数は?
「あの習い事をしたいんだ~」、そういう子どもの気持ちを叶えてあげたいのが親心。
しかし、小学1年生になって周りを見回すと、習い事をしていない子どもの方が少ない現実があります。確かに、「子どもがやりたいって言ってから」というご家庭もありますが、ママ友達に聞いてみると、ほとんどの子どもは3歳ぐらいから初めての習い事を経験しているそうです。
スイミング・音楽教室・英語教室・リトミック・空手・幼児教室……。一歩街に出ると、たくさんの子ども向け習い事の広告を目にします。子ども達も、幼稚園や保育園のお友達が習い事をしているのを聞いてきて、「やりたい」と言うことも多々あります。
今の子ども達は忙しい?
私達が子どもの頃は、学校から帰ってきてランドセルを置いたらすぐに飛び出して、公園に行っても遊ぶ事のできるお友達がいました。
でも、最近の公園を見ると、遊んでいる子どもたちの姿はちらほら……。
「お友だちの家に行く」と言う子どもたち以外は、一体どこにいるのでしょう?
低学年の頃、子どものお友達数人に「何曜日に遊べる?」と聞いてみたことがありました。
その答えは、「○曜日なら遊べるよ」でした。
週2回ある習い事を2つ習っていると、同じ曜日に重なれば遊べる曜日は増えますが、全部バラバラだったら週4日は習い事が入っていることになりますよね。
その他に週1日の習い事を入れて、その宿題や練習を考えたら……?
やっぱり、子ども達は忙しいのかもしれません。
忙しいながらも工夫して遊ぶ子ども達
学童保育に行っていた子ども達が遊べるようになる4年生にもなると、子ども達は子ども達なりに工夫して遊べる時間を作るようになってきます。
大人が勉強などに充てる「細切れ時間」を有効利用しはじめるんです。
その時間の使い方は、大人でも見習いたいくらいです。
そこでふと気が付いたのですが、自分が子どもだった頃を振り返ると、今と同じくらいの時間に学校が終わって、夕飯までの遊べる時間、すごく長く感じませんでしたか?
不思議と大人になると30分があっという間ですが、子ども達は30分でも遊んで帰ってくると清々しい顔をしています。
そして、楽しかった事や体験した事を楽しそうに話してくれます。
ですが、子ども達は1時間ちょっとしか遊べない事もあります。
普段習い事で遊べない時間があるからこそ、「細切れ時間」を大切にするし、たった30分でも有意義な時間に変える事ができるのかもしれませんね。
習い事、いくつ通ってる?いつまで続ける?
「習い事、1つもしてないよ」。
それもありだと思います。習い事をしているからいいとか悪いとか、そういう問題ではないからです。
「何を得るか」を考えると、習い事をしていない子どもだってお友達と遊ぶ時間から多くの事を学んできます。トラブル対処法だって、お友達作りだって、大切な「生きる力」につながります。
習い事をしている子ども達は、気が付けば3つ4つと習い事が増えている事があります。
しかし、高学年にもなると塾に通い始める子どもも多く、あれもこれも……と習い事を続けていく事はだんだん難しくなってきます。
そこで必要になってくるのが、子どもと話しあって「何を続けるか」を決めること。
もちろん、今まで続けてきた習い事を子どもは簡単に「辞める~」なんて言いません。
親としても、できれば続けてもらいたいと思うし……。
これについては、本当に悩みます。
最終的に残る習い事は、中学生になって部活・塾が始まってからも続けられる習い事だけになるのかもしれませんね。
身について活かせた時の喜びを感じられるのが「習い事」
文字をきれいに書けたり、学校の音楽会でピアノの伴奏ができたり、プールで人より級がどんどん上がったり……。
小学生のうちの習い事は、そういう場面で「やっててよかった!」と思う事ができると思います。
子ども達は「できた!」って思う事で、すごく伸びます。
さらにそれを褒められたりしたら、嬉しそうにどんどんがんばってくれます。
「褒めて伸ばす育児」が大切と言われていますが、褒められて嫌な気持ちになる人はいないし、子ども達も褒められるととてもうれしそうな顔をします。
習い事をさせる事は、時として親にとって心身ともに負担になることもあるかもしれませんが、「褒める」事が増やせるものでもあるのかもしれません。
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