子供が文字を覚えるのはいつから!?大切なのは時期より好奇心!
子供が幼稚園に入ると、数字や文字の読み書きをはじめ、ついつい周囲のお友達の『出来るようになった!』に反応してしまいますよね。
幼児期(3~6歳)は、様々なことを習得する時期ではありますが、個人差も大きく、『出来る・出来ない』がよく目につくものです。
我が家には娘が2人いますが、文字を覚える時期も違えば、覚え方も全く違いました。対照的な2人の娘を育ててきて、私が感じた事についてお話します。
成長のペースは子供自信が決めること!
早い子なら、2歳半頃から文字を読めるようになるといいますね。
遅い子であれば、小学校に入学してからという子もいます。その幅はとても広く、「何歳で覚えるもの」という基準はありません。
また、「何歳までに覚えなければならない」という決まりもありません。
子供は色々な体験を重ね、様々なことに興味を示し、「知りたい!」と感じたときに与えれば、どんどん吸収します。
全然興味を示さない子供の場合、「今はこの子にとって、覚え時ではないのね。」というくらいの、余裕を持って良いと思います。
小学校受験を考えている等、特別な場合を除いては、幼児期に文字を覚えなくても何の問題もないでしょう。
長女の例…お友達の名札で文字を覚えた!
我が家の長女は4歳のお誕生日を前に、どんどん文字を覚えました。
周りのお友達の様子がとても気になり、常に周囲に感心を寄せる、そんな性格の子でした。
お友達の持っている物、髪形、洋服、色々な部分をよく見ており、帰宅してから「よく見ているなぁ、そして覚えているなぁ」と感心するほど、詳しく私に説明してくれたものです。
そんな長女が興味を持った物のひとつに、『名札』がありました。お友達の胸元に付いている名札を見ては、名前と文字の並びを頭の中で確認していたのでしょう。
家ではよく、「○○ちゃんの○だね!」というように、文字をどんどん吸収していることを示してくれました。
次女の例…「自分で読める!」が文字を覚えるキッカケに!
次女はどちらかと言うと、飛び跳ね、駆け回り、体を動かして遊ぶことが好きな子でした。
じっと座って絵を描くことすらままならず、文字を教えるなどとんでもない!そんな幼稚園時代を過ごしました。
そんな毎日の中で、私が常に大切にしていたことが、ひとつあります。
それは、寝る前の絵本の読み聞かせ。2人の娘たちに、毎晩2冊の絵本を読み聞かせました。次女も絵本の時間は好きだったようで、じっとしていた唯一の時間だったように思います。
そんな次女が6歳のお誕生日を迎えた頃のことです。幼稚園で、先生が絵本を読んで聞かせようとしたところ、「自分で読める!」と言って、1人でじーっと絵本を見つめる日が数日続いたそうなのです。
その時は、まだ文字を読む力はありませんでした。しかし、それをキッカケに、どんどんと吸収し、あっという間に自分でスラスラと読めるようになったのです。
早い方が優っている!?そんなことはありません。
その頃は、靴の「みぎ」と「ひだり」が読めるから間違えないとか、自分の名前が読めるから人の物と間違えない、というように、メリットはあったと思います。
しかし、今となっては、長女と次女を比べ、早く読めるから良かった、逆に読めなかったから困った、どちらも大差はないように感じています。
それよりも、なかなか覚えない次女のことを責めず、「小学校に入ってから覚えても大丈夫!」という余裕が私自身にあったことは、とても良かったと感じています。
それよりも、次女の好奇心旺盛で自由奔放な部分を伸ばすことが出来、今も『自信』へとつながっている、そんな気がします。
大丈夫!子供の可能性を信じましょう。
我が家の例はほんの一例ですが、子供は時期が来れば、自然と覚えるときが来るものです。
出来ないことに思い悩み、自信を持てない子は、どんどん悲観的になっていきます。
一方で、「出来なくても大丈夫!」といつも自信を持っている子は、壁にぶつかっても、どうにかして乗り越える、そんな力が育つと思いませんか?
文字が苦手なまま小学校に入学しても、そのほとんどの子供が、2年生に上がるまでには読めるようになります。
いつになったら覚えるのか、その時期は、親であってもわからないものです。広い心で、長い目で、子供の可能性を信じて見守ってあげましょう。
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