子どもの読書が成長に与える影響や効果!その重要性とは?
今では、膝の上に抱いたら私の骨が折れるほど大きくなった子どもですが、小さい頃膝の上に抱き、絵本の読み聞かせをしたことを懐かしく思う事があります。
高学年になった今でも、「ちょっとリラックスしたい時に絵本を読むんだ」と言っています。
小さい頃から本に親しんでいる子どもたちの不思議
絵本の読み聞かせをしてもらっていた子ども達に話を聞くと、「止まっている絵でも、頭の中で想像するとアニメみたいに動くんだよ」と言われ、驚きました。
子どもが成長するにつれて絵本ではなく児童書を読むようになりますが、途端に「絵」は少なくなります。
その場合は、どうなるのでしょう?
挿絵が少なくても文章を読んでいる間じゅう、頭の中にストーリーを映像化したようなものを想像できるそうです。
「想像力」が子ども達の中で育っていることを証明する言葉なのかもしれませんが、とても素敵な事ですよね。
恐怖(?)の「読書感想文」
今でも小学生になると、夏休みには「読書感想文」が宿題として出されます。
お友達にもいるのですが、普段本を読みなれていないと、高学年になって読める本が減ります。
さすがに絵本を読んだ感想文を提出するわけにもいかないお年頃になるので、「何かないか……?」と児童書を探すことになるのですが、読み慣れていないと「読めない(本人談)」そうです。
今はゲームで遊んだりテレビを観たり……と、本よりも楽しいことが沢山あります。
病院の待合室や電車の中でも、本を読んでいる子どもよりもゲームをしている子どもの方が多いですよね。
でも、いざ夏休みに読もうと思っても読めないのは、母子ともにとてもストレスだそうです。
「文章を書く力」は、中学入試や高校入試、資格試験などこれから成長していく中で重要視されるものの一つです。
読書感想文を夏休み最後までやり残さないためにも、普段から本を読む習慣を付けさせたいですね。
おすすめはどんな本?
本選びはとても大切です。
子どもの年齢に応じたものを与えたいと思いますが、本屋さんに行くとたくさんの絵本や児童書が並んでいますよね。
どれにしようか迷ううちに時間だけが経ってしまい、結局「これ知ってるかも」「絵がかわいい」などの理由で選んでしまうことが少なくありません。
ネットで選ぶ際には「レビュー」などのように便利な機能もありますが、果たしてその本を自分の子どもが気に入ってくれるかどうかは謎です。
本探しのオススメ方法は、「年齢に遭うであろう本を配本してくれる」という業者を頼んでみることかもしれません。
しかし合う・合わないがあるので、担任の先生達に直接聞いてみる事です。
沢山の子どもたちと接している先生方は、「今読んでほしい本」というのを意外と知っています。
いくつか聞いた本の中で興味を持てそうな本を選び、それを読むことができたら他の本も読んでみる事をお勧めします。
読みたい時に読める所に本を置いて読書しやす環境を
家に帰ってきて、子ども達がダラッとしている空間がどこかにあるはず。
リビング、子ども部屋、ダイニング……。
リビングやダイニングにテレビがあるとつい見続けてしまう可能性もありますが、そんな時にはテレビを消して、手を伸ばせば届く所に本を置くスペースを作りましょう。
子ども部屋でも寝転がれるスペースがあれば、その近くに本棚を作ると手に取ってくれるようになっていくと思います。
最初は乗り気ではない子ども達も、親が読み聞かせをしてあげるとその本を自分で読み始めます。
その近くにいてあげて、他の本でもいいので一緒に読んでいると子どもはうれしそうにどんどん読みます。
小学校で「読書週間」がある場合もあります。
いつでも自分で読める本があることを、子ども達に伝えていきたいですね。
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