子供の失敗が許せない!そんなママは『頑張り過ぎ』が原因かも!?
「失敗は成功のもと!」ということわざがあるように、失敗から学ぶ場面は多々あります。
特に小さな子供の失敗は、成長に必要なこと。とは、わかってはいるものの、甘いジュースのコップをひっくり返されたり、お漏らしをしてしまった子供を相手に、ついイライラして叱ってしまうものですよね。
私も長女が幼いときには、似たような経験を何度もしています。そんな自分の言動を振り返ると、「ママ自身が頑張り過ぎているのでは!?」と、今になって思うのです。
「あの時、こうすれば良かった…」という後悔や、次女のときに「こうして良かった」と思った経験を思い起こし、子供の失敗にどう対処したら良いかをお話したいと思います。
許せないのは「しっかり躾けなくちゃ!」という責任感
特に長女や長男の場合、ママにとっては初めての育児です。
子供の失敗が許せない、その裏側には、「きちんと躾けなくちゃ」という、ママ自身が『頑張ろう』とする気持ちがあるように思います。
私の周りのママたちを見ていると、立派なママ像、素敵な家庭像、という『イメージ』を大きく持つママこそ、子供への躾には厳しいような気がします。
私の場合は、最初から理想像があったわけではありません。
ただ、得意のお裁縫や料理を活かし、子供に洋服やお菓子を手作りしていたため、周囲からは、よく「優しそうなママだよね」「いいママだよね」と言われていました。
それが度重なり、「優しいママ、いいママでなければいけない」と、どんどん理想像を作り上げ、自分を追い込んでいたような気がします。
まさに、「きちんと躾けなくちゃ!」と考えていたのです。
自分の非を認めることが、気持ちに余裕を作ります。
あまりに頑張りすぎ、目尻がつり上がっている自分に気づいたとき、私は『いいママ』とは何かを考えました。
家事をしっかりこなし、家の中を常にきちんと片づけることをやめました。
それまで、毎日必ずかけていた掃除機を、2日に1回、3日に1回へと減らしました。
そうすることで、子供の食べ散らかしに、目尻を釣り上げて怒ることがなくなったのです。
また、「ママが失敗したときには注意してね!」と宣言し、子供に対して誤ることを恥だと思わなくなりました。
自分の失敗を自分自身が認めることで、子供の失敗も許せる、そんな気持ちの余裕が出来たのです。
いいママとは、形ではなく心。子供の心に寄り添うことだと考え直しました。
不意な失敗は許し、故意な失敗はきつく叱る!
子供の失敗を許すと言っても、すべてを笑顔で許すわけではありません。私は、次の2つの項目に分けて考えています。
【不意な失敗→注意して許す】
ジュースをこぼしてしまった、コップを落として割ってしまった、忘れ物をした等
【故意な失敗→理由を聞いて叱る】
人の心に傷を付けた(意地悪・悪口)
こう考えると、小さな子供が故意に失敗をすることは、ほとんどないことがわかります。
そして、私自身が子供をむやみに叱らなければ、子供自身がお友達など、他人の心に傷を付ける行為は、あまりしないのだということもわかりました。
また、失敗をしたときに、まず注意をしたり、理由を聞くというように、叱るまでに段階を踏むことが、自分自身の気持ちを落ち着かせることにもつながったと感じます。
怒ってしまう自分も、許してあげて!
育児こそ、失敗の連続です。感情的になり子供を必要以上に叱ってしまうこともあるでしょう。思うように、自分をコントロールできない時もあります。
そんな自分自身を許すことも大切です。
子供の失敗を許すために、まずは、自分の失敗を許してみませんか?
「人間だから、失敗することがあっても仕方がない!」
その考え方が、子供との毎日を、より楽しいものにしてくれるような気がします。
この記事へのコメントはありません。