子供が夏休みの宿題をしない!失敗を避けるために親ができることは?
もうすぐ夏休みですね。夏休みと言えば、大量に課される子供の宿題に、頭を悩ませる親御さんは少なくないと思います。
宿題は、生活リズムを崩さないために、また学力低下を防ぐために、『毎日の日課』とするのが目的ですが、子供にとっては楽しみな夏休みです。
宿題よりも、遊びを優先させたくなる気持ちもわかります。我が家は小学4年生と6年生の娘が2人います。それぞれ宿題の取り組み方も違いますし、心構えも異なります。
2人それぞれの事例をもとに、子供の宿題と向き合う親の対処法についてお話したいと思います。
取り組む時間を決めるのは子供自身!
親としては、朝の身支度を済ませた後、宿題は早め早めに終わらせてほしい、と考えるものですよね。しかし、それは親の希望であり、子供はどう考えるでしょうか。
我が家の長女は、まず遊びが先。「遊びのことで頭がいっぱいなのに、宿題に集中できない!」という理由で、宿題は夜、寝る前にしています。
一方で次女は、朝のうちにさっさと済ませるタイプ。「やらなければ気になって、遊びを楽しめない」というのが理由のようです。
2人それぞれ考え方が異なるため、我が家では夏休み前に、子供たち自身に、取り組む時間の目標を決めさせています。自分で決めた目標であれば、親に言われるよりも意欲が沸くようです。
親の声かけは子供の様子に応じて!
低学年のうちは、宿題にかかる時間もそれほど長くなく、「大変…」と感じる子供は多くないでしょう。
ただ、取り組み自体を忘れてしまうことがあります。宿題を定着させるため、時間になった声をかけるようにすると良いですね。
高学年になれば、「今やろうと思っていたのに!」「言われたからやる気がなくなった…」と、親の声かけを鬱陶しく感じるようになる子もいます。
必要以上に声をかけすぎないことに注意しましょう。様子を見ながら、やっていないようであれば数日に一度、「どれくらい進んでる?」と聞いてみる程度が良いかもしれません。
親も自分自身に課題を!
いちばん良いのは、親が声をかけずに取り組むことですよね。
そのために、私は、子供の長期休暇に合わせて、自分自身に課題を作っています。
たとえば、長編小説を3冊読むとか、家計簿の整理をするとか、友人に手紙を書くなど。
我が家の子供達はリビング学習が主であるため、子供たちの宿題の時間に合わせて私も食卓につき、自分の課題を達成すべく物事に取り組むようにしているのです。
そんな私の姿を見て、子供たちは「あっ、宿題」と、声かけせずとも気付くことができるのだと思います。
また、宿題の時間を同じ場所で共有することで、「わからない」「教えて」という質問にも即座に対応することができます。夏休みの宿題を通して、親子のコミュニケーションを計ることもできます。
もし、溜め込んでしまったら…
やる時間を決め、親が声かけをしたり、一緒に取り組む姿勢を見せたとしても、どうしてもやる気が起きない子供もいるものです。
「新学期までもう少し!」という間際になってから、「終わっていない…どうしよう!!」と泣き出す子供の話も聞いたことがあります。私も、長女が4年生の夏休みに、一度経験しています。我が家の場合は、学校が始まる3日前のことでした。
私は、「やらないまま提出したら?」と言いました。もちろん、長女がそれにすんなり応じるはずがありません。「どうしよう、どうしよう」と泣き出す始末…
夏休みに入ってから、遊ぶことばかりに夢中になっていた娘を目にし、私は、こうなることが予測できていました。当然、夏休み最後の2日間は、親子で家に缶詰め状態になり、徹底して宿題を終わらせました。
この事態を、私は良い経験だと思っています。計画性を持って取り組まなければ、後で大変なことになると、身を持って知ることができたのですから。それ以来、長期休暇の宿題を溜め込むことがなくなりました。
親として、そのような事態は、事前に回避させたくなりますよね。しかし、見守って辛い思いをさせる、そして乗り越えさせる、という心構えも、親には必要であると実感した出来事でした。
夏休みを楽しく過ごすために
お祭りや花火大会、家族旅行など、たくさんのイベントがある夏休み。毎日の宿題に親子でイライラせず、楽しく過ごしたいものです。
そのためにも、夏休みに入る前から、「宿題をどうこなすか」を子供達と一緒に考えてみてはいかがでしょう。少しの工夫で、夏休みがより一層、充実したものになると良いですね!
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