子供にかける言葉を考えよう!心の優しい子供を育てる言葉の選び方!
私たち大人は、つい、子供より自分の立場が上であると思いがち。上から目線で「○○しないとダメだよ!」「○○はいけません!」など、叱るような口調をしてしまうことがあるのではないでしょうか。
それに対して子供は、『叱られている』と感じます。小学生になれば、「ママはうるさい」「いつも怒ってばかり」と、反抗心も覚えるでしょう。
ところが、言葉の使い方を少し変えるだけで、優しく穏やかに、伝えたいことが伝えられるようになるのです!しかも、子供が言うことを聞いてくれる割合が高くなる!私が子供達を相手に実践している方法を、ご紹介します。
禁止・命令用語は言い換えて!
たとえば、子供が好き嫌いをしたときに、「ちゃんと食べないとダメだよ!」「好き嫌いは良くないよ」と言うことはありませんか?
これを、「色々食べた方が、頭も体も大きくなるよ!」「色々な味が食べられるようになると、ご飯がもっと美味しくなるよ!」という言葉に変えてみるとどうでしょう。
親としては、『好き嫌いをせず、色々な物を食べられるようになってほしい。それは子供の成長にとって大切なこと』と考えています。どちらも意図するところは同じですが、言葉の使い方ひとつで、受け取る側の印象が大きく異なりますよね。
他にも、日常の中には、次のような言葉の使い方があります。
「お風呂、入らないとダメ!」→『お風呂に入ると気持ちがスッキリするよね!』
「早く歩いて!もう置いて行くよ!」→『一緒に手をつないで歩きたいなぁ~』
「宿題しなさい!」→『宿題が終わったら○○しようね!』
「片づけないとお菓子はナシ!」→『片づけができたら食べようね』
左側の禁止・命令用語は、子供に対する思いやりが感じられないどころか、子供を脅しているように受け取ることもできます。このような言い回しをすると、子供の心は離れて行ってしまうのではないでしょうか。
まず深呼吸!気持ちを落ち着かせて言葉を選ぼう!
命令や禁止用語は、子供の気持ちを押さえつけることになります。子供の為にはならないのはもちろん、親自身のイライラをも募らせてしまいます。
でも、気持ちが興奮したり、カッとなると、ついつい口から出てしまうんですよね。私もそうでした。
興奮したままの状態で言葉を発してしまうと、止めどなく、嫌な言葉はどんどん出てきます。子供を責め、そして結局はわかってもらえず、必要以上に叱ったことに自分が疲れ、自己嫌悪に陥ります。そんな子育ては、ちっとも楽しくありませんよね。
私の場合は、言葉を口にする前に、一度、深呼吸をします。深く吸ってゆっくり吐く。時間にして7秒くらいでしょうか。息を吐き出しながら、「どう言ったら伝わるか」を考えます。そうすることで気持ちが落ち着き、ゆっくりと言葉を選びながら、子供に伝えることができるようになるのです。
穏かな会話の中で育つ優しい心
禁止・命令用語が飛び交う会話はトゲトゲしく、心が癒される家庭とは程遠いものがあります。親が使う言葉を選ぶことで、家庭の雰囲気は穏やかになり、家族に笑顔が増えることは間違いありません。
言葉を選ぶことで、不思議なことに、子供は機嫌が良いまま聞いてくれることも多くなります。叱らずに、言葉を選ぶだけで、こんなにも毎日が変わるなんて、自分自身が驚くほどです。
さらに子供達は、「こうすればママが喜んでくれる」「褒めてもらいたいから頑張ろう!」「パパのために○○しようかな」というように、前向きの気持ちも育まれているように感じます。
人を思いやり、優しさを持って接することは、家庭の中のほんの少しの心がけから始まるのかもしれません。
子供の人生を幸せにするために…
親は、子供にとって一番のお手本です。毎日使う『言葉』に、思いやりの気持ちを込めることで、子供自身もまた、言葉を選んで使うことができるようになるでしょう。
お友達に対して、また周りの大人たちに対しても、優しい気持ちを持って、接することのでき人になるはずです。
さらには、子供が将来、多くの人と関わって生きていく中でも、発揮できる大きな財産となり、子供自身を幸せにしてくれることにつながります。
今日からさっそく、心がけてみてくださいね!
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