子育てが大変な時期はいつ!?年齢ごとの対処法を伝授!
初めての赤ちゃんを出産、その瞬間の喜びは忘れられるものではありません。同時に、その瞬間から始まる子育ての大変さも、子供が成長を重ねる毎にひしひしと感じています。
子育ては、肉体的にも、そして精神的にも、決して楽なことではありません。1人の子供を、大人になるまで育てるのですから、当然と言えば当然です。
しかし、子供と過ごす毎日は、「大変…大変…」と嘆いて悩むより、楽しみながら笑顔で乗り越えて行きたいものですよね。
現在、小学4年生と6年生の娘2人を育てている私ですが、特に長女の子育てにおいて、これまで大変だと感じることが多々ありました。
子供によって成長の仕方は様々、育て方も様々ですが、我が家における “大変だったエピソード”をお話させていただこうと思います。
現在、育児でお悩み中の方、またこれから育児が始まる方も、参考までに、ご覧いただけましたら幸いです。
【0歳】出産直後から始まった母乳トラブル
母乳に関するトラブル、悩みは、今でも鮮明に覚えています。
赤ちゃんは、ママのおっぱいを探してまで、ゴクゴク飲むことが当たり前、そう勝手に思い込んでいました。
ところが長女の場合、最初の数日間は、乳首を口に含んでも、すぐに放して泣くことを繰り返す毎日だったのです。
「どうして?何がいけないの?」「どうやったら飲んでくれるの?」考えてもわかりません。
常に抱っこをして、母乳を飲ませることばかりの毎日。いくら飲ませようとしても、上手に飲んでくれないことに悩みました。
そんなとき、大きく構える助産師さんの言葉は、今も心に焼き付いています。
「ママも初めてだけど、赤ちゃんも初めてのおっぱい。上手に飲めないのは当たり前よ。2人で練習だと思って、頑張りましょうね。」
飲まないから出るようにならない。でも、飲ませなければ出るようにならない。少しずつでも飲ませ続けることで、少しずつ飲めるようにもなるし、少しずつ出るようにもなる。
助産師さんの言葉を信じ、ただただ、それを繰り返す毎日でした。
今思えば、たったの数日間のこと。しかし、その渦中にいた当時は、1分1分がとても長く感じられたものです。
1週間経ち、退院した後には、上手に飲めるようになってくれました。
ただ、1回の授乳に、毎回1時間ほどかかったものです。その後の離乳食の進み具合から考えても、長女は、生まれたときから、食が細かったのだと頷けます。
【1歳】昼寝も夜も…なかなか寝付かない!!
母乳もすっかり上手に飲めるようになり、1歳のお誕生日を迎えました。ちょうど1歳半頃でしょうか、次は、寝かし付けの大変さに悩まされる日々がやってきました。
お腹に次女が宿った頃、長女が卒乳時期を迎えました。
その直後から、昼寝も夜も、なかなか寝付いてくれなくなったのです。
布団に入ってから寝付くまでに、約1時間。夜は、疲れ切った私の方が先に眠ることも多々ありました。
昼寝のときは、おんぶをしても寝てくれず、車に乗せても寝てくれず…。
「もう昼寝は必要ないのかな」と考えて寝かせなければ、今度は夕方になって、愚図りと大泣きが始まるのです。
この時期は、とても辛かったですね。
愚図る娘をいつもおんぶしていたので、肩こりも酷かったものです。
夕飯の支度や家事は、かなり手を抜いていました。仕事から帰った夫には、出前を取ってもらったことも多々あります。
その後も、なかなか寝付かないという日が続いたものの、いつの間にか、私の方が率先して昼寝をし、夜も布団でぐずぐずしている娘を横目に、私が先に寝てしまうことが普通になってしまいました。
その後、娘は12歳になるまでの今までで、どんなに遠出をしても、一日いっぱい体を使って遊ばせても、車に揺られて眠ることは一度もありません。
ただ、いったん眠りに付いてしまったら、ぐっすり熟睡するようで、地震が起きても近所に救急車が来ても、雷が鳴っても起きません。そして、朝の目覚めはスッキリとしています。
睡眠時間、睡眠の質、その子によって様々であることに、あの頃気付いていれば…これほど大変な思いをすることは、なかったのかもしれません。
【2歳】次女が産まれ、長女の赤ちゃん返りが辛い!
ちょうど2歳離れた次女が産まれた頃、長女は赤ちゃん返りがとても酷かったものです。
妹に対して意地悪をすることはありませんでしたが、『情緒不安定』という言葉がぴったり当てはまるような状態でした。
次女におっぱいを飲ませようとすれば、横に座って「絶対にダメー!」と泣いて怒りましたし、寝る場所も「妹は布団の端っこ。ママの隣は私だけ!」と譲りませんでした。
コップを倒したり、持っている物を落としたり等、ちょっとした失敗で過度に泣き叫ぶこともありました。
そんな長女の態度が…ということではなく、どうしたら落ち着かせてあげられるか、どうしたら満足させてあげられるか、長女の気持ちに寄り添う方法がわからないことが辛い毎日でした。
夫と相談し、「赤ちゃんである次女よりも、何でもわかっている長女のことを、何よりも優先しよう」と決めました。
そうしているうちに、赤ちゃん返りは長くは続かず、次第に落ち着いていきました。
【3歳】毎日が充実しすぎる!常に忙しい日々…
幼稚園に入る前の時期。娘は行動力があり、活発な子供でした。色々なことに興味があり、ボーッとしていることがありません。
つまり、私は体力的にいちばん大変だった時期かもしれません。
当時の私は28~29歳でしたので、今、あの頃娘にしていたことと同じことができるかと考えると、とても自信がありません。
朝は9時に家を出発し、児童館へ通いました。悪天候の日は車でしたが、それ以外の日はすべて、長女の足で30分かかる道のりを歩きました。
午前中いっぱい、娘と一緒に、とにかくたくさん遊びました。お昼になると、30分の道のりを歩いて帰宅。昼食を済ませたら、また遊びです。
3歳になると、もう昼寝はしていませんでしたので、午後からも公園へ行くことがほとんどでした。
私はできるだけテレビを見せないように、と心がけていたため、とにかく何かをさせようと一生懸命でしたね。
また、この時期は、自己主張も強く、頑固な部分も目立っていたように思います。
私が、「疲れているから今日は家で遊ぼう!」と言っても、「絶対に行く!お外で遊ぶ!」と言って聞かないことは、よくありました。
遊びに出ると「帰らない!まだ遊ぶ!!」と、頑なに拒むことも、しょっちゅうでした。
自分の時間はなく、常に子供のペースに合わせて、子供のために時間を使っていたと言っても過言ではなかったかもしれません。
【4~5歳】初めての幼稚園 口が達者に!
いよいよ幼稚園。入園してからの長女は、どんどん口が達者になりましたね。
意思表示もハッキリし、私の言うことには、必死で頭を使いながら、反論してくるようになりました。
決して綺麗とは言えない言葉もたくさん覚え、気分を害するような言葉を口にすることもありました。
叱らざるを得ない場面も増えたのは当然です。
ただ、この頃になると、私の気持ちに少し余裕がありました。
今までの育児を振り返り、その歳ごとの悩みが必ずあることに気が付いたのです。
ですから、4歳・5歳の時期も、「そろそろ、何かがやってくるはず…」と心構えが出来ていた気がします。
さらに、過去の悩みはすべて、時期が来れば収まることを経験してきたので、「今回もきっとまた…」と、落ち着いて対応することができたように思います。
児童館に通っていたおかげで、相談できるママ友も出来、大きな力となってくれました。
【6歳~】精神的な悩みが大きく…
小学生になると、子供と一緒に過ごす時間が、ぐっと減ります。学校から帰宅した後は、友達と遊びに行くことが多く、私もその都度付いて歩きません。
ですから、子供が学校や友達との関係で悩みを抱えても、私がその悩みを知ったとしても、その場に遭遇していない親として、どこまで介入すべきかは悩むところです。
小学校3年生、4年生と成長するごとに、注意深く見ていなければ、見逃してしまうこともありました。
高学年になると、親には話したくない、知られたくないと言った思いが強まるようで、聞いても話しにくそうにしていることが増えます。
もちろん、こちらから問い詰めない方が良いような悩みもあるでしょう。
だんだんと、子供と付かず離れずの適度な距離を保つことも必要になってきます。
幼い頃は、授乳や睡眠、遊びや言葉遣いなど、目に見える物理的な悩みが多かったものですが、成長と共に、目に見えにくい精神的な悩みが大きくなっていくように感じます。
辛いと悩むのは『一生懸命』である証拠!
自分自身が悩んできた道を、こうして振り返ると、一所懸命、無我夢中であった日々こそ、悩みが多かったような気がします。
適度に手を抜いたり、諦めたりすることで、心が楽になり、悩みから解放されてきたように思います。
子育ては、その繰り返しかもしれません。『楽しむ』と『楽』は同じ漢字。そして、その意味は、「心身ともに安らかなこと」とあります。
もしも今、「大変。辛い。」と悩んでいる方がいれば、少しだけ楽をしようと手を抜いてみてはいかがでしょう。
ママの心の穏やかさは、子供の心にも伝わると言います。子育てを楽しむためにも、自分自身が『楽』になることを考えてみると、今日の悩みが少しちっぽけに思えるようになるかもしれません。
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