子供が挨拶できないのを何とかしたい!できるようにする方法とは?
挨拶って365日毎日欠かさずすることですね。朝目が覚めたら家族に「おはよう」、道で人に会えば「こんにちは」、「こんばんは」などは代表的ですね。
でもこの基本的な挨拶以外にも「ごめんください」、「失礼します」、「すみません」、「よろしくお願いします」などなど、様々な場面で挨拶は必要になってきます。
この後に続く行動やコミュニケーションのための第一歩であるだけでなく、挨拶は相手のこと、自分のことを認識して存在を認めるということのメッセージでもあります。
だから挨拶しなかったり挨拶をしても返してこない人のことを不快に思うのです。無視された、ということと同じですね。
うちの子どうして挨拶できないのかしら
「うちの子どうして挨拶できないのかしら」とお悩みの親御さんはたくさんいることでしょう。
親がしていれば子供も自然とする、確かにそうなのですが、親御さんはしっかり挨拶する人なのに子供はさっぱり、なんて光景もよく見受けられます。
親としては、家庭のしつけができていないと思われそうで…なって焦ってしまう気持ちも少なからずあるでしょう。
でも!なんで挨拶しないの、なんて責めたり怒ったりしないでくださいね、やれと言われるとどんどんやらなくなってしまいます。
それはどうしてなのでしょうか?子供がなぜ挨拶ができないか、その心理に気づいていないからなのです。
なぜ挨拶しないのか??答えは単純。
どうして「おはよう」「こんにちは」が言えないの?大人は不思議に思ったり、愛想のない子ねぇ、なんて思うかもしれませんが、子供にだって挨拶しない理由はあるのです。
大人はどんなに嫌なことがあっても、ちょっと落ち込んでいても必要だと言うことがわかっているから、気分なんて関係なく「おはよう」と挨拶できます。でも子供は気分屋さん!気分で生きていると思っておいていいくらいです。
ただ、気分がよくなかったり、他のことを考えていたり、何かに集中していたり(作業に集中しているわけでなくても空想や観察しているのかもしれませんよ)すると、
パット現実に戻って頭を切り替える、なんて子供には至難の業。大人並みの切り替えを求めるのはハードルが高いですよね。
性格的なことを尊重してあげる
個人差の多い幼児は特に、何をするにも個人の性格によるところが大きい。それを皆と同じ速度(成長の度合い)でできるようにしなければ、なんて焦らないでください。
挨拶できない子のほとんどは、単に“恥ずかしい”という理由によるものだと思います。恥ずかしがらずに平気な子も入れば、恥ずかしがり屋の子もいます。挨拶ができなかったとしても「あ、恥ずかしいんだな〜」くらいに思って、親がどんどん挨拶していきましょう。
親がしないことは恥ずかしいことですが、ちゃんと親がしていれば大丈夫です、なんて失礼な!とは誰も思いません。
家庭の中でも外でも親が子供に対してもよその人に対しても挨拶をしていれば、子供は必ず見ています。
そして子供が挨拶してきたときにしっかり返してあげましょう!ここがポイント。
“挨拶が返ってくると嬉しい!”
この体験をたくさんすることです。嬉しいと、返してくれることを期待してまた言うようになります。
なのではじめは親御さんやおじいちゃん、おばあちゃん、挨拶をよくかわしてくれる人と何度も挨拶体験をすると、知らない人にも言えるようになり、また返事を返してくれなかったとしても傷つかず自然にできるようになっていきますよ!
子供の気持ちに寄り添って
最後に、完璧を求めないことも忘れないでくださいね。
先ほども書いたように子供の性格によってどのような場面で言いやすい、言いにくいも考えてみましょう。
親と一緒の時なら言える子も入れば、親が見ていたら意地を張って言えない(言いたくない)子もいます。
親が「言いなさい!」「言わなきゃだめでしょう」と言わせるような圧力をかけずに、どういう時ならこの子は言えるのかな?と考えてみましょう。
そして園や学校では言えているようなら、まずOK、しっかりほめてあげましょう。
その時に「挨拶できてお利口さんだね」ではなく、さりげなく「○○ちゃんのお母さんが△△くんが挨拶してくれたの〜って喜んでたよ」など、挨拶したことで相手が気持ちよくなったことを伝えてあげてくださいね!
子供の挨拶できないのはどういう気持ち・性格だからかな?というところに立ち返って、強制や訓練ではなく子供に寄り添った声かけで少しずつ挨拶の楽しい体験を増やしていきましょう。
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