子供の食物アレルギー!危険な食べ物から守るポイントとは?
食物アレルギーとひと言に言っても、様々な物があります。厚生労働省により、表示が義務付けられている物、
任意とされている食品が25品目あります。(平成27年1月現在)
http://www.mhlw.go.jp/seisaku/2009/01/05.html(厚生労働省ホームページ)
しかし、そこに記載されている食品以外にも、アレルギー反応を起こす食品は数多くあります。
私の周囲には、お米・卵白(卵黄は可)・パイナップル・落花生以外のナッツ類に、
それぞれアレルギーがある子供がいます。
アレルギーは命を落とす危険性があるため、油断をすると本当に怖いのです。
我が家の8歳の娘は「蕎麦」のアレルギーを持っています。その危険から子供を守るために、
私が普段から気を付けている事を、ご紹介します。
我が家で起こった、初めてのアレルギー反応事件
我が家の娘は1歳の時に、蕎麦アレルギーであることが判明しました。
蕎麦はアレルギーの心配があると耳にしていたため、1歳までは食べないようにと、気を付けてきました。
1歳の誕生日から2カ月が過ぎたある日、手打ち蕎麦を頂く機会があり、子供には別の物を用意した傍で、
大人達が蕎麦を食べていました。娘が蕎麦に手を伸ばしたので、1歳を過ぎたから良いだろう…
と少しだけ食べさせてしまったのです。
手足のあちこちが赤くなり始め、赤みは全身にどんどん広がり、遂には意識が朦朧とし始め、救急車を呼ぶ事態にまでなったのです。
結果、命を落とすには至らず済みましたが、血の気が引く思いをしました。そして、アレルギーの怖さを、身を持って知ったのです。
アレルギー検査
すぐに病院でアレルギー検査をしてもらいました。採血による、蕎麦アレルギー限定の検査をし、結果は、陽性でした。
それからは、一度も蕎麦を口にさせていません。「蕎麦アレルギーは一生、治ることはないよ」そう病院で言われました。
その後、他の食品アレルギーが心配だったため、入園前の2歳、入学前の5歳の時にも検査を受けました。
その時は、普段比較的口にすることの多い食品を中心に、30品目の検査をしましたが、陽性が出たのは蕎麦のみでした。
アレルギーの種類によっては、年齢が上がるにつれて陽性から陰性に変わる物もあるそうです。
また、逆に年齢が上がってからアレルギーになる食品もあるそうなので、定期的に検査をされる事をおすすめします。
注意すべき場面
娘のアレルギーが発覚して以来、私が注意している場面がいくつかあります。
①食材を購入する時は、必ず「原材料」をチェックします。
少しでもアレルギー物質が入っていると、「アナフィラキシーショック」を起こし、死亡に繋がる可能性があります。
それと同時に「コンタミ」もチェックします。コンタミとは、「同じ工場内で、その食品を扱っている」ために、
製造過程で混入する恐れがあるという物です。ごく少量でも摂取してしまう可能性が危険に繋がります。
②外食時、「こちらの店では蕎麦を扱っていますか?」と確認します。
もし「YES」であれば、そのお店は避けます。例え、注文したメニューに使われていなくても、
同じまな板、同じ包丁で調理すれば、どのタイミングで混入するかわかりません。
③学校や友人宅等、食べ物を口に入れることが考えられる場所に子供が行く場合は、必ず事前に、
相手先に伝えておきます。コンタミも含め、食材の表示確認を、しっかり説明しておきます。
④子供に、アレルギーである事をしっかり教えます。
「少しくらいなら!」と口にしてしまうと大変危険です。原材料表のない手作りの食品を頂いたり、
「ひと口どうぞ」と貰ってその場で口に入れてしまう…など、事の重大さをまだ知らない子供のうちは、
不意に確認を怠る可能性も否めません。『もし食べるとどうなるか』を、日頃から“大袈裟”に教える事は大切です。
「もしも」のために
もしも、口にしてしまったら…という時のために、アレルギーを抑える薬を常備しておきましょう。
また、かかりつけ医の、すぐに連絡の取れる電話番号を聞いておきましょう。
幼稚園や学校、お友達の家等、親がついて行かない場所でなったら…と想定し、その場合にどうするか、
(薬を飲ませる、連絡をする等)をきちんと考えておきましょう。
大人になるに向けて
小さいうちから親がきちんと教えておけば、子供は大きくなるにつれて、しっかりと自分のアレルギー
について把握できるようになってきます。
大人になるに向けて、自分で判断する力、回避する力を身に付けていく事が必要です。
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