子供がお友達に怪我をさせてしまった!謝罪はどうするべき?
子供がお友達に怪我をさせてしまった…という経験はありませんか?怪我の具合によっては、一生傷が残る心配もありますし、相手の親の気持ちを考えると、不安も頭を過りますね。
我が家の場合は逆で、怪我の被害者になった事がありました。その時に、私が感じた事から“加害者側”としての対処法を考えてみました。
園からの報告への対応
幼稚園・保育園にて、何らかのトラブルが起きた場合、被害者、加害者双方の家庭に連絡が行くのは当然でしょう。
しかし、お互いのプライバシー保護の問題もあり、それぞれの名前は出さず、「お友達に○○させてしまいました。(されました。)」と言う報告の方法が一般的だと思います。
娘の通っていた園も、そうでした。
そのような報告を受けた時には、状況の詳細・原因の確認・怪我の状態をわかり得る限り聞き、相手の名前はきちんと正確に聞いておくべきだと思います。
必要に応じて住所、電話番号も教えてもらうと、その後の対応がしやすくなります。
しかし、園の方針により、個人情報を漏らすことはできないと言われる事が考えられます。その場合、「相手側にきちんと謝罪をしたいので」という理由を伝えましょう。
“相手の親に、名前や住所、電話番号を出して良いものか確認をとってもらう”ことであれば、園としても対応してくれるはずです。
自身の子供への対応
一番大切にしなくてはならないのは、子供の心境です。怪我をさせてしまった瞬間、悪気がなかったとすれば「大変なことをしてしまった!」と驚き、不安に駆られていることでしょう。
何があっても、親は子供の味方なのだと伝え、まずは、子供の気持ちを安心させてあげる事が大切です。
また、理由があり故意にした事であった場合、その理由をしっかり把握することが必要です。
そして、子供の気持ちを受け止めたうえで、どのような原因があっても、怪我をさせることは良くない、他に考えられたであろう方法を話し合いましょう。
しかし、場合によっては、子供の言うことがすべて正しいとは、言い切れない可能性もあります。何か、親にも話難い気持ちを秘めているかもしれません。
言うと叱られる、相手の親や先生に報告されるかもしれない…、親に大変な思いをさせるかもしれない…等と、子供は小さな心、頭で色々なことを考えている場合もあるでしょう。
いずれにしても、親が自分の気持ちをわかってくれるという安心感が得られると、子供は素直に、正直に、心を開いてくれるようになると思います。
日頃から、そのような親子関係を築くことが、とても重要ですね。
悪い事をしたら、謝罪するべき
私は、基本的にどのような理由、どのような状況下にあっても、怪我をさせてしまったら、謝罪は必要だと考えています。
擦り傷や、小さな切り傷、ドアに指を挟んだり等、後遺症の心配がない場合、お詫びの電話をするだけでも、相手に対しての印象が変わるでしょう。
また、次に顔を合わせる機会があれば、その時にもひと言、「先日は申し訳ありませんでした。その後の経過はどうですか?」等と声をかけることも大切ですね。
一度謝ったから知らんぷりでは、お互いに気まずい気持ちが残ります。
骨折や、治療が必要な程の大怪我をさせてしまった場合は、相手の親の心配は長く続きます。
お風呂に入れることが困難になる、通院するとなれば時間的にも束縛される、トラウマになる等、その後の生活にも支障をきたします。そのような場合は、
お詫びの品(菓子折り等)を持参し、直接出向くのが妥当です。その際、どのような理由があろうとも、弁解をすれば、相手側には「言い訳」にしか聞こえない事もあります。
謝罪だけをする気持ちで伺うのが良いですね。また、状況によっては慰謝料や治療費を支払うことになる可能性も否めません。覚悟はしておきましょう。
前文に記載した「我が家で怪我をさせられた場面」というのは2回あり、
「幼稚園でお友達が思い切り閉めたドアにぶつかり、おでこが赤く腫れた」
「ひっかかれて傷が出来た」という小さな事故でした。
傷の程度は小さく、子供自身も深く気にしている様子は見られなかったため、心に傷が残る事態ではないと判断しました。
しかし、それぞれ、相手の親から「大丈夫ですか?ごめんなさい」とお詫びの電話を頂き、「気にしていませんし、大丈夫ですよ」と返したので、
その後の関係が悪くなる事もなく終わりました。
その時、謝罪するという事は大人にとっても非常に勇気のいることです。子供の行為にきっと落胆しながらも、私や、私の子供の気持ちを心配してくれた事を有り難く思いました。
また、いつどこで、私の子供が加害者側になるかわかりません。万が一そのような状況になってしまったら、私もきちんと謝罪しなくてはならない、そう実感しました。
お詫びの電話をくださった相手の気持ちを、私はずっと忘れないと思います。
子供の謝罪
大きな怪我をさせてしまった謝罪に、相手のお宅に出向く際には、子供を一緒に連れて行くと誠意が見えてより良いと思います。
子供の口からひとこと「ごめんなさい」と謝罪させることも大切だと思います。
この場合、行く前に子供にはしっかり話をし、納得させることが必要ですね。とにかく謝りなさい!と頭を下げさせるのではなく、気持ちを伝えることが謝罪というものです。
子供のした事は親の責任でもありますから、子供に謝らせるのではなく、一緒に謝るという気持ちを持って出向きましょう。
最後に
《人として、反省するべき時には謝る》それは子供でも大人でも同じなのだ、と教える事は大切だと思います。人に怪我をさせてしまったのは、ひとつの人生経験になります。
感情的になり子供を叱ったり、オロオロと取り乱してしまえば、子供は余計に不安になります。
子供の心にトラウマとして傷が残らないよう、落ち着いて、対処できたら良いですね。子供は親の行動をよく見ていることを、忘れないでください。
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