小学生の化粧は肌荒れの元!興味を持ち始めた時の教え方とは?
今は小学生の女の子が、自分専用の化粧道具を買い揃え、出かけるときには念入りに化粧をする子も少なくありません。
我が家の娘は4年生と2年生です。2人ともに興味を持ち、リップやマニキュアを欲しがります。
私自身、肌は強い方ではなく、化粧による皮膚トラブルを起こしたこともあるため、子供が化粧をしたがる気持ちには敏感になってしまいます。
反対したい親も多いと思いますが、子供に、なぜいけないのかをきちんと説明することができるでしょうか。
頭ごなしに禁止せず、なぜ子供の化粧が良いとされないのか、肌への悪影響について、子供にしっかり教えるべき点について考えてみましょう。
化粧品に、惹かれる子供たち
女の子は、小さな頃からお母さんの化粧道具には興味津々ですよね。化粧によって顔がキレイになる姿に興味を抱き、幼稚園、小学生と年齢が上がるうちに「私もやってみたい!」と思うのは仕方のないことです。
また、最近ではテレビの子供向け番組に出てくる女の子たちは、当たり前に化粧をしていますし。女の子向け番組の中では、化粧の仕方を教えてくれるものもあります。100円ショップには子供のお小遣いで簡単に手に入る、安価な化粧品が綺麗に並んでいます。
ラメの入ったもの、色鮮やかなもの、パッケージが可愛い物に、女の子は目を奪われます。子供が興味を抱いたキレイな物に、『まだ早い!』と頭ごなしに禁止するのは良くありません。
肌への悪影響
では、なぜ子供が化粧をするのは良くないのでしょうか。悪影響についていくつか挙げてみます。
①肌トラブルの元
化粧品は毛穴にまで入り込みます。皮膚が呼吸をできない状態になるため、肌に良いとは言えません。特に子供の肌はとてもデリケートです。皮膚も薄くて弱いため、かぶれたり負けたりしやすいのです。
②体質トラブルの元
特に安価な化粧品は、科学物質が豊富に入っています。皮膚が薄くて弱い子供は、化粧品の有害物質が体内に浸透しやすいのです。見た目にはわからなくても、体の中に影響を及ぼし、化学物質アレルギーになることもあるそうです。
化粧を日常化させないために
一度トラブルを起こしてしまったら、病院に通ったり、将来の肌質への影響も考えられるため、出来ることなら、興味を持つのは大人になってから…にしてもらいたいのが本音です。
しかし、現状では『化粧』に興味を持たせない、目に触れさせないようにする事は、大変難しいことです。
頭ごなしに禁止することも、子供の価値観を否定するに繋がります。禁止せずに、化粧をさせないためには、肌への悪影響について、しっかり教えることが大切です。
とはいえ、いくらトラブルについて説明しても、周囲の友達が化粧をし始めたら、自分だけ…と我慢できなくなるかもしれません。
そのような時に、親がいくら注意しても、説得しても聞かず、子供はお小遣いで買ったり、祖父母に買ってもらったり、または友達に貰ったり…という方法等で手に入れる事も考えられます。
常に注意し続けていると、隠して持つようになる可能性も否めません。
そんな時は、子供の価値観を全面否定するのではなく、一度、思い切り化粧をしてあげるという方法を使ってみてはどうでしょうか。
私は、一度だけこの方法を実践したことがあります。子供にファンデーションからチーク、口紅、私が持つ化粧品を使い、しっかりとした化粧をしてあげました。
鏡に映った自分の顔を見た子供は、「似合わない!変!」と恥ずかしそうに言ったので、すぐにしっかりと落としました。経験し、失敗して気が付くこともあるのです。
化粧よりも綺麗な子供の肌
子供に必ず教えて欲しい事は、『大人の肌と子供の肌は違う』ということです。
子供は肌のキメが細かく、そのままで充分に綺麗です。加齢と共にキメが荒く、毛穴が目立ち、シミやシワが増えてきます。
化粧はそれらを隠すためにする事であり、その化粧をした大人の顔は、いくら頑張っても、子供の肌の綺麗さにはかないません。
子供はそのままが一番綺麗なのです。早くから化粧をすることで肌の老化が早まり、せっかくの綺麗な時期を自分の手で壊してしまうと言っても過言ではありません。
『今』が教えるチャンス!
興味を持ち始めた今こそ、化粧の意味と、肌への影響について、教えるチャンスです。子供は興味のある事ですから、しっかり聞いてくれると思います。
禁止して叱るのではなく、なぜ良くないのかを、しっかり教えてあげましょう。
女の子ですから、いずれは化粧を覚えるべき時期がやって来ます。
その時に、きっと、お母さんに教えてもらったことを思い出し、肌に合う、品質の良い化粧品を選ぶことが出来る大人になるでしょう。
可愛い物、綺麗な物を身に付けたいという思いは、女の子らしい素敵な気持ちです。大切にしてあげたいですね。
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