共働きが子供に与える影響とは?メリットとデメリットを徹底解説!
共働きで子育てをされているご家庭は、現代社会において、非常に多いと思います。
我が家も、長女が7カ月の時から、共働きになりました。子供と過ごす時間は限られますし、家事と子育て、仕事の両立は本当に忙しい毎日です。
しかし、デメリットだけではありません。これから共働きになろうと思っている方へ、安心して働きに出ることのできるメリットをいくつかご紹介します。また、心得ておきたいデメリットへの工夫をご紹介します。
メリット
メリット①経済的に余裕が出来る
- 子供が必要とする物を、経済的理由で我慢させずに済みます。
- 将来、高校・大学等、子供の夢を叶えるための貯蓄が出来ます。
- マイホームをや家族旅行等、家族の夢を実現に近づけられる可能性が大きくなります。
メリット②子供を見つめ直す時間が出来る。
- 子供と四六時中一緒にいるよりも、少し離れた時間を持つことで気持ちに余裕が出来ます。それにより、子供に接する時間の密度が濃くます。
メリット③自分自身でいられる場所が出来ます。
- 専業主婦になると「○○ちゃんのお母さん」と呼ばれることが多くなります。しかし、働きに出ると名前で呼ばれるので、「母」ではなく「自分」でいる時間が増えます。
- 外に出る=人に見られることで、自分を磨き、綺麗でいようと心掛ける気持ちが出てきます。
メリット④自分の生き方を見つけられる
子育てに専念していても、子供はいずれ離れて行きます。何年も家庭の中だけにいて子育てを人生の目的としている生き方だと、子供が手から離れた時に、自分の目標を失ってしまう場合もあります。子育てをしていても、他に熱中できる事がひとつでもある事は、人生にとっても良いことです。
デメリット
デメリット①時間がない
- 日中に仕事をしていると、帰宅後の家事や子育てに使う時間が減るのは当然です。
- 朝は子供達の準備に加え、自分の準備が必要になります。朝から大忙しになります。
デメリット②家事が疎かになりがち
- 家事に使う時間が減るため、疎かになるのは仕方がありません。
デメリット③疲れる
- 子育てには体力が必要です。仕事で疲れて帰宅しても、家では子供のお世話に体力を使います。
デメリット④手が足りない
- 夫婦2人では、出来ることに限界があると心得ておきましょう。
デメリット⑤子供と接する時間が少ない
仕事から帰ってからはもちろん、参観日等、平日の学校行事に出席できなくなります。
デメリットに上手く対応する工夫
①上に示したデメリットについて、工夫できることを、順を追って考えてみましょう。
- 何でも完璧に熟そうと思うと、時間はいくらあっても足りません。
- 掃除・洗濯は休日にする、多少の汚れは気にしない等の割り切りが大切です。
- また、前日に翌朝の事を出来る限りしておいたり、子供や夫に出来ることは自分でしてもらう等の協力を得ましょう。
②家事における衣食住について考えてみます。
『洗濯』
休日に一気にするのも手ですが、平日にする場合に少し楽にするために、カゴを使うという方法があります。
家族分のカゴを用意し、乾いた物はカゴに取り込むことで、畳んでしまうという作業が楽になります。
また、シワが気にならない物は、そこから取り出して着ることで“畳む→しまう”の作業が減ります。
カゴを当人に預けると、家族に手伝ってもらいやすくもなります
『食事』
休日に、作り置きできる物を作り、冷凍しておくと便利です。ご飯は1日分を
一気に炊いたり、麺類を上手に活用するのも手です。時々は、市販のお惣菜を使うことも良いでしょう。お惣菜を使う場合、そのまま食卓に並べると味気ないですから、コロッケは卵とじ丼にするとか、唐揚げはあんかけにするとか、何かひと手間加えると家族も満足してくれると思います。
『掃除』
日中家に居ないのですから、家の中は毎日掃除をする必要がなくなると考えま
しょう。掃除機は休日に済ませ、平日はモップを使ったり、お風呂は上がる時
にさっと掃除をすることで汚れが酷くなるのを防げます。ハンディモップをテレビ、階段、テーブル、窓辺等、各場所に置いておくことで、何かのついでにさっと掃除をすることが出来ます。楽に掃除が出来るような工夫をしましょう。
③ 疲れた疲れたと休日は寝てばかりいると、子供が寂しい思いをしますから、普段から体調管理は万全にしましょう。
④ 両親や周囲の友達等、手助けしてくれる時には、甘えましょう。子供の送迎や、残業時に預かってくれる友達がいるのはとても助かりますね。困った時に甘えられる友達の存在は大切です。
その際には、感謝の気持ちを忘れてはいけません。困ったときはお互い様ではありますが、当たり前と思ってはいけません。
⑤ いつも迎えの時間が遅い、お父さんお母さんに話したい事が沢山あるのに…そんな子供の気持ちをしっかり受け止めて、仕事がお休みの日は、子供と触れ合う時間をしっかり取りましょう。
自分の体の疲れを癒すことも必要でしょうから、時間を区切ってでも、子供と真剣に向き合う時間を作ることは、子供にとってとても大切な時間です。
夫婦の協力
我が家の場合ですが、曜日に融通の利く仕事を持っていたため、子供のいる時間帯には、どちらかが必ず家にいる状態を作ることが出来ました。
ただ、仕事に出ると、2人とも帰宅時間が遅くなってしまうため、家にいる方が夕飯の支度や片付け・お風呂の用意から子供たちを寝かせるまでの事をすることになりました。
夫婦が共に働くということは、それぞれに家の外に立場が出来ますから、お互いにその点を尊重し合わなければなりません。
どちらの仕の重要度が上か、下かという目線で見てはいけません。ですから、家の事も、夫婦で出来る限り分担し、お互いに協力しあう事が必要です。そして、感謝を忘れないことが、上手に長続きする秘訣だと思います。
子供は親の背中を見て育つ
専業主婦で子育てに専念していれば、その子供が愛情いっぱいに育つという訳ではありません。
共働きで親と離れて過ごす時間が多くても、親の愛情がたっぷり注がれれば、子供はしっかり受け止めてくれます。子供は親の背中を見て育ちます。
働く親の姿を、しっかり見ています。子供と過ごす時間が多ければ良いというわけではありません。一生懸命働くことが正しいというわけでもありません。
家庭・家族の在り方はそれぞれです。何が大切なのかは、『自分たちが何を大切にしているかを、きちんと子供に伝えること』だと私は思います。
これから共働き家庭になろうとしている方は、メリット・デメリットをしっかりと把握し、家族全員が納得した上で働くことが大切だと考えます。
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