子供の宿題はリビングが最適!勉強環境で注意すべき点も!
1年生になる際に学習机を購入したにも関わらず、子供が机に向かって勉強をすることがほとんどない…というご家庭は少なくないと思います。我が家の娘2人も、毎日、リビングの大きな食卓テーブルで宿題を広げています。
子供は、なぜ、自分の部屋で勉強机に向かわず、リビングで勉強したがるのでしょう?今回は、その気持ちを探りつつ、リビング学習における親の心得をお話ししましょう。
リビング学習、大賛成!
私は、リビング学習については大賛成です。そのメリットを挙げてみます。
子供の学習内容、得意、不得意を把握できる
子供の勉強が目に入りますから、「得意」「不得意」「今、どのような内容の勉強をしているのか」を、把握することが出来ます。
子供とのコミュニケーションがとれる
勉強を通して子供と過ごす時間が取れる事は、とても理想的です。聞かれた事に対し、親も答えを出せない時もあるでしょう。そのような時は、一緒に調べて、一緒に理解していきましょう。親が一緒に取り組んでくれることは、子供にとって嬉しいものです。
片付けの習慣が身に付く
リビングは家族の場所です。家族みんなが使う場所ですから、終わったら片付けなければなりません。消しゴムのカスが散らかしたままにしておくと、みんなが困ります。次に使う家族のために、自然と片付く習慣が身に付きます。
子供が安心する
私の娘たちは、自分の机に向かうと“寂しい”と言います。宿題を一緒にしてほしい、わからない事を教えてほしいという気持ちより先に、傍で見て一緒に取り組んでくれる安心感を求めているのです。
「教えて!」の対応
リビング学習をする子供は、すぐに「わからない、教えて」と聞いてくるでしょう。自分の部屋で机に向かっていると、「わからないや…、後で聞こう」となり、結局は「ま、いいか…」となるパターンに終わる可能性があります。しかし、親が目の前にいることで、“すぐに聞ける体制”が整っているのです。
そんな時は、どんどん教えてあげましょう。わからない所の答えを、そのまま教えるのではなく、ヒントを出す、答えの出し方を説明してあげるのも良いですね。
親自身も、わからない問題が出て来る時もあるでしょう。そのような時は、正直にわからないと答えましょう。そして、一緒に調べ、一緒に理解することが良いと思います。
注意すべき点
リビング学習をする際に、気を付ける点がいくつかあります。
テレビをつけっぱなしにしない
兄弟姉妹がいる場合でも、宿題をしている人がいれば、消しましょう。一緒に取り組むのも良いですし、小さな弟、妹でしたら絵を描く、ぬりえをするなど、静かに出来る物に取り組ませる事で、学習に集中できる環境を整えることができます。
「忙しい」「知らない」と見てあげない
リビングにいると、親はついつい掃除や片付けに目が向いてしまいがちです。せっかくリビングで勉強しているのですから、忙しそうにせず、親は同じテーブルに座って読書や書き物をしたり、家計簿を付ける等で、いつでも耳を傾けられる姿勢を作りましょう。
私の思い出
私が子供の頃も、同じようにリビングで勉強をすることが多かったのを覚えています。部屋に机はありましたが、いつもリビングの食卓テーブルに宿題を広げ、母に漢字の問題を出してもらったり、算数の計算問題を出してもらった記憶があります。
弟が2人いたので、当時の母は忙しかったはずですが、面倒そうにせず、付き合ってくれました。わからない所を質問した時には、「お母さんもわからない…もしかして、こうじゃない?ああじゃない?」と、一緒に考えてくれた事も覚えています。
今まで思い出しもしなかった記憶でしたが、私自身が子育てをするようになって甦り、母がしてくれた事は、自分の娘たちへの接し方を考える糧になっています。
子供にきちんと向き合う時間は、きっとこの先、子供たちが大きくなった時に、またその子供へ…と受け継がれていくのでは…と信じています。
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