幼稚園の家庭訪問!お茶を出すタイミングはいつがベスト?
幼稚園において、家庭訪問はその年度にある最初の行事。先生と、子供について直に接する機会ですね。しかし、幼稚園に出向くのとは違い、先生が家を訪問という形は緊張もあるでしょう。
たった15分程度の時間の中で、出来るだけ子供の事について沢山の話をしたいという気持ちと、短い時間の中でお茶の用意もしなくてはという焦りとで、慌ただしい思いをする方もいらっしゃると思います。
さて、今回は娘2人を育ててきた私の経験から、家庭訪問においてスムーズにお茶を出すタイミングと、簡単にお茶を用意する方法をご紹介したいと思います。
お茶については、出す方と出さない方がいらっしゃると思いますが、今回は、お茶を出すという考えの下でお話しします。
タイミングは先生の様子を見ましょう。
家庭訪問は通常、15分ずつという短い時間で、先生は何件ものお家を回ります。徒歩、自転車、車…交通手段は様々でしょう。また、前後に訪問するお宅が続いているかというのも、実はお茶を出すタイミングを計るのに大切なことなのです。
まず、車で来る先生は喉が渇いていないことが多いですね。徒歩や自転車で来る先生は、喉が渇いているので、すぐに出す方が親切だと思います。
私の場合は、到着して直ぐに、「お茶をお出ししても宜しいですか?」と聞くことにしています。前のお宅がご近所である場合は、「前のお宅で飲まれてきましたか?」と聞くこともあります。
通常、来客にそう質問することは失礼に当たりますが、家庭訪問の場合は別です。先生が何軒ものお宅を回ることは事前に分かっていることですし、先生本人も「沢山飲むとお腹が膨れる…」「トイレに行きたくなる…」と心配していても口には出せない場合が多いと思います。
子供の幼稚園時代、6人の先生の家庭訪問に対応しましたが、先生によって様々な返答でした。「ありがとうございます」「はい、頂きます!」という先生であればすぐに出すべきですね。
「飲んできました。何もいりません」とおっしゃる先生もいました。また、「お構いなく」と言う先生には、話がひと段落した時に出した事もあります。
簡単に用意する方法
では、次にお茶を用意する方法についてのお話しです。
お湯を沸かし、急須にお茶の葉を入れ、湯呑みを温めて…限られた時間の中で、このように丁寧にお茶を入れることはお勧めできません。家庭訪問の意図は、お茶を飲むことではなく、子供についてしっかり話をすることですから。お茶に時間をかける必要はありません。
暑い日であれば、冷たいお茶を作って冷蔵庫に入れておくと良いですね。
寒い日であれば、事前にお湯を沸かして保温ポットに入れて置き、急須にはお茶の葉を入れておくと手間取ることがありません。湯呑みを温めるのは、保温ポットのお湯で充分でしょう。出来るだけ簡単に、時間をかけずに用意することを心がけましょう。
座るテーブルの隅に、お茶セットを用意しておくのも良いアイディアだと思います。立たずに、話をしながらお茶の用意が出来ますからね!
こんなエピソード
実際にあったエピソードです。
先生が数軒のお宅を回り、最後に我が家に来た時のこと…予定より、30分程も遅れて来たのです。どうされたのかな…と思っていたら、到着するなり「すみません。手洗いに行きたくて、学校まで戻っておりました…」と。これには驚きました。
家庭訪問という行事は、実は私たち保護者よりも、先生の方が緊張しているのかもしれませんね。トイレなら、我が家で済ませてくだされば良いのに…と思いつつ、先生も気を遣って言えなかったのでは?!と察しました。
保護者と先生、お互いに緊張し合っての家庭訪問。お茶を出す際に「このお茶は〇〇のお茶なんですよ!」とか「紅茶と緑茶、どちらがお好きですか?」等と、他愛もない話を持ちかけてお互いの緊張を解すのも良いかもしれませんね。
もしタイミングを逃したら…
事前に考えていても、話の流れでタイミングを逃してしまうことも考えられます。
到着して早々に口早で話し出す先生、予定時間では足りないくらい話が止まらない先生もいます。子供の事で相談したいことが沢山あってお茶を出すタイミングが掴めない場合もあるでしょう。
お茶を出すタイミングを逃してしまっても、大きな心配はありません。そのような時は、先生が帰られる際にひと言、「お茶も出さずに、すみません」と言えば、良い印象になると思います。
お茶は子供の判断基準にはなりません。
家庭訪問において、保護者が「お茶は出す?出さない?」「何を出す?」「いつ出す?」という話題で持ちきりになっている事はよくありますが、お茶の内容について問題になったという話は一度も聞いた事がありません。
お茶を出さない親に育てられた子供に問題が生じるわけではありませんし、先生が、お茶を子供の(親の)判断基準にすることはないでしょう。
あまり深く気にせず、お茶よりも話す内容に重点を置くことが先決だと言うことを忘れないでくださいね。
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