子供の歩行器はいつから?赤ちゃんによくないって本当?
赤ちゃんは早い子で5~6カ月になると、日中に起きている時間もだんだんと長くなっていきますね。
この月齢は、寝返りも多く出来るようになる赤ちゃんが多く、見ていないと、いつの間にか全然違う場所まで転がっていた!なんて危険な事も…。
7カ月になると、ひとり座りが出来るようになる赤ちゃんも多いでしょう。
寝てばかりいる赤ちゃんだったはずなのに、子供の成長はあっという間です。見ていなければ危険が伴ったり、手をかけていなければ泣いたりと、親は次第に、子供から目を離せなくなりますね。
そんな時に便利な『歩行器』。賛否両論ある歩行器ですが、私は子供に使っていました。ハイハイもしましたし、現在のところ運動神経に問題が生じているとは思えないほど活発な子供たちです。
本当に歩行器が良くないの?!という私なりの考えと、使用する際に注意しておきたい点についてお話ししましょう。
歩行器のメリット
歩行器には、『子供がご機嫌になる』というメリットがあります。行きたい場所に、自由に、自分の足で移動できるのですから、子供にとっては楽しいものです。
また、目線が高くなる事も、子供が喜ぶ理由のひとつです。
子供から手を放すことが出来るので、家事をスムーズに済ませることが出来ます。
お料理をしている最中等、子供が足元で歩行器に乗ってご機嫌に遊んでくれていると、お料理の途中で抱っこをしなくても良いというメリットもあります。
ご機嫌であると、親も子供もストレスを感じずにすみますね。
使い始める時期
歩行器を使い始める時期としては、子供の腰や背中の筋肉が成長してかからが目安です。子供の成長度合いにもよりますが、だいたい7~8カ月頃であれば大丈夫だと思います。
しっかりと自分の力で座ることが出来るようになってからでなければ、逆に足腰に負担をかけ、その後の成長に悪影響を及ぼします。
さらに成長度合いに心配があれば、足の筋肉が成長する10カ月以降が良いでしょう。
使いすぎには要注意!
私が歩行器を使用し始めたのは、はいはいがしっかり出来るようになってからです。もともと使おうと思っていたわけではなく、「使わない?」とお下がりを頂いたので、特に何も考えずに使用しました。
しかし、使い始めてそのデメリットとなる情報が多かったことに驚きました。
『楽だから!』という理由で、歩行器にばかり乗せていると、子供の足腰の筋肉が強くなりません。0歳は7カ月以降で始まる『はいはい』が、筋肉の成長にとても良い運動となります。その『はいはい』をさせることが最優先です。
また、歩行器の乗せていると1人遊びをするからと言って、親子のコミュニケーションの時間が減る事も問題です。
このようなデメリットを聞くと、使用を注意した方が良いのかな…と思ってしまいます。
しかし、母に聞くと、私自信も子供の頃には歩行器に乗っていましたし、それでいて運動能力の低下や、筋肉の成長に弊害を感じたことはないという話でした。
“使いすぎ”は良くないということなのでしょう。そう受け止めて、私も時々、短時間でと決めて、使用することにしました。
危険に遭遇!注意することは?!
どこへでも自由に動けるからと言って、目を離すと危険に遭遇することがあります。段差に引っかかったり、玄関のたたきから車輪が落ちてひっくり返る、階段から落ちるという事故も、実際に起きています。
まだ骨も柔らかい赤ちゃんです。転倒した際に頭蓋骨にヒビが入ったり、死亡事故に繋がったという話も聞いたことがあります。
行ける範囲をきちんと把握し、段差のある所へは行けないようにする等、事前の配慮が必要です。
歩行器は、上手な使い方が大切です。
歩行器は、メリットとデメリットを踏まえて使用することが大切です。
本当に家事が大変な時、料理中で抱っこができない時、子供が泣きやまずに困った時…という、“どうしても”の時だけに使用を留めておけば良いのではないでしょうか。
「今日は10分使ったから!もう駄目!」等とあまり神経質になりすぎると、かえってストレスになります。手が離せないときは歩行器に頼るのも方法のひとつと考え、上手に使って行くことを心がけましょう。
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