子どもへの読み聞かせと読書好きとの関係は?効果はあるの?
私は子供時代、本が大好きで、小学生時代は本が友達でした。母親になって、本の読み聞かせなども行ってきましたが、息子は実は本が好きではありません。
娘は読み聞かせより、自分で先にストーリーを考えるのが好きなので、なかなか読み聞かせをさせてくれません。
子供が読書をするとどう違ってくるのか、私の子供時代や子育ての経験をご紹介していきます。
本が好きな子供時代(親世代)
インターネットやゲーム機がなかった私の子供時代は、学校から帰ってくると、テレビか、外で遊ぶか、本を読むかというシンプルな子供時代を過ごしました。
身体があまり丈夫でなかったので、本を読むことが多く、友達と遊ぶより、本が好きな子供時代を送りました。
私を本好きにするように母が何かした、ということは取り立ててありませんでしたが、読み聞かせは繰り返し何度も付き合ってくれていました。
また、街に出かけた時には必ず1冊本を買ってもらうのが楽しみでした。しかし、同じように育った兄は、読書には全く興味はありません。
読書は強制してはいけないもの
母親になってからは息子に、「本が好きな子供になってほしい」という期待を込めて、月に3冊新しく絵本を買い、毎週図書館に出かけるということもしていました。
息子は本を読んでもらうのは好きで、小学生になるまでは、寝る前に本を読むことを日課にしていました。
ところが、年齢が上がるにつれて、息子は読書を嫌いようになりました。
私は本が好きなので、ついつい「こんな本を読んでほしい」という気持ちが先行し過ぎたのでしょう。小学3年生くらいから「息子が読みたい本」と「私が読ませたい本」に、大きなギャップが生まれてきました。
もともとゲームや外遊びが好きな息子ですので、じっくり本を読むことだけが好きというわけではないようです。
一方、娘は本が好きですが、まだ文字が読めません。それでも自分で絵を見て、ストーリーを考えたりしていることがあります。
娘については、読み聞かせは本人が望んだ時だけにしています。保育園では「本が大好きな○○ちゃん」ということで、絵本もたくさん読んでいるようです。
読みたい時に本を手に取ることができるなど、本が好きになる環境というものは、あるかもしれませんが、おそらく親が「本好きにしたい」と思っても、必ずしも子供が本好きになるということはないのかもしれません。
本が好きだと有利なこと
子供時代、本が好きだった私は、学生時代、常に国語の成績は上位でした。本を読むような感覚で、テスト問題に出てくる例文を読むのが楽しかったのです。
速読術をやっている人には敵いませんが、今でも本を読むスピードは速い方だと思います。
本が読めるということで、想像力も豊かになるというのは実感です。その分先回りしすぎるのが私の短所ではありますが。
読書嫌いな息子は、やはり国語は苦手です。特に現代文などを読み込んでいく力は、正直あまりあるとは言えません。
そのため、テスト前や中学受験の時には、不本意ですが、テクニックとして答えを導き出す方法を伝えて、何とか及第点という具合でした。
国語が苦手なせいか、自分の言いたいことを言葉に出して伝えることが、彼は少し苦手なように感じます。
本を好きになる環境作りは大切
前述しましたが、私のように「読書の強制」はお世辞にも良いとは言えませんが、本を読みたい時に手に取れる環境作りは大切です。
3歳になる娘は本が好きなので、絵本のコーナーを作って、出し入れしやすくしてみたり、本人が「読んで」と言ったときには付き合うようにしたりしています。
そして彼女が一人で絵本を読んでいる時には、基本的に言葉をかけません。彼女が想像力を働かせて、ストーリーの中に没頭している最中は、邪魔をしないようにしています。
また、読書嫌いの息子については、彼の興味のありそうな記事を新聞で見つけた時に共有するようにしています。
また、学校では読書の時間もあるので、その時には図書館で本を借りたり、本屋で読みたい本を買ったりして、読んでいるようです。
私は息子を本嫌いにしてしまったかもしれませんが、活字離れしないように、そっと手助けはしていきたいと思っています。
この記事へのコメントはありません。