子供の好き嫌いを克服して治すには?失敗しない方法や工夫を伝授!
野菜嫌い!魚嫌い!と、子供の好き嫌いに悩んでいる親は、とても多いと思います。
実は、私自身がとても好き嫌いの多い子供でした。小学校の給食でも、困った思いをした経験が記憶に残っています。
そんな私に対して母がどう躾けたのか、そして、我が家の娘たち2人は、ほとんど好き嫌いなく、育っているその理由を、私の実体験を踏まえてお話ししたいと思います。
無理に食べさせては逆効果
嫌いな物を、無理に食べさせようと頑張る親や学校の先生は、「一口だけでも食べよう!」と子供を説得しますね。
嫌いな物が多かった私には、その一口がとても辛い…という、子供の気持ちがよくわかります。嫌いな物は、喉を通らないのです。
飲み込もうとすると、喉の奥から気持ちの悪さが込み上げて来るのです。
食べず嫌いな場合もあるかもしれませんが、食べて「美味しくない」と感じる物を、無理に食べさせることは、好きになるどころか、ますます嫌いになってしまう可能性があります。
嫌いでも…克服のためにすべき事
我が家の娘たちも、過去に「〇〇好きじゃない!」「〇〇、美味しくない」「食べたくない」「嫌い!」と言ったことは、何度かあります。
その時に私が意識した事は…
- 嫌いでも、形を崩さず(ミキサーにかける等しない)食卓に出し続けました。
- 嫌だと言ったら無理に食べさせず、「残して良いよ」と言いました。
その時に、「まぁ!こんなに美味しいもの残すの?!頂戴ね~」「勿体ないね!美味しいのにね」等と言って、私が貰って食べました。
実は、これは好き嫌いの多かった子供の頃の私に対する、母の対処法だったのです。
それが功を制してか、今現在は2人の娘たちに好き嫌いはほとんどありません。
上手に食べさせるコツ
嫌いだからと言ってミキサーにかけてしまうと、その物自体を味わうことができません。いくらお腹に入れたからと言っても、味わわないのであれば克服したとは言えないでしょう。
嫌いを克服するには、その物の“味”や“食感”に対する子供の意識を変えることが必要です。
形を崩さず食卓に出し、家族が美味しそうに食べている姿を見て、ある日「ちょっと食べてみようかな」「本当は美味しいのかもしれない」との考え方に繋がる可能性があります。
また私の話になりますが、ブロッコリーが嫌いだった私に、母が言いました。
「ちょっと食べてみてごらん!ブロッコリーって、キャベツと同じ味がするんだよ。キャベツ、好きでしょう?」
そう言われてブロッコリーを口に入れ、よくよく味わってみると…、全く嫌いな味ではなかったのです。その日から、私の嫌いな野菜がひとつ減りました。
また別の日には、ピーマンが嫌いな私に出された、ピーマンと豚肉の炒め物。母は、「ピーマンだけだと苦いから、お肉と一緒に口に入れてごらん。
ピーマンの味が美味しく感じるよ!」と。その日から、私の嫌いな野菜が、またひとつ減ったのです。
今では、私の嫌いな物はほとんどなくなりました。
絶対に、してはいけない事
今日の夕飯は子供の嫌いなメニュー…そう決めたのであれば、子供には同じ物を用意しましょう。
子供だけ、特別なメニューにしてはいけません。特別扱いをすることは、好き嫌いを認めていることになります。
用意されたごはんを一生懸命食べることは、作った人や、素材の命、生産者の努力に感謝することでもあります。
例え嫌いで残してしまっても、「いただきます」「ごちそうさま」をきちんと言う、そしてその言葉の意味をしっかり理解することは大切です。
好き嫌いは無いに越したことは無い
小学生になると、給食が始まりますね。そこで嫌いな物が多いと、食べられる物がほとんどない!という日があるかもしれません。
また、大人になってからは、人と食事をする機会も多く、恥ずかしい思いをする事になります。栄養的な面からも、好き嫌いは無いに越したことはありません。
早いうちから、無理強いせずに、上手な方法で徐々に好き嫌いを克服できるように、考えて行けるといいですね。
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