「子供が宿題に時間がかかる」とお悩みの方必見!親にできる対策とは?!~中学年編~
小学校に入学し、毎日課される“宿題”。毎日、お子様はどれくらいの時間をかけていますか?
家庭学習は、学年×10分+10分が理想とされています。3年生だと40分、4年生だと50分が理想の家庭学習時間という事になります。
しかし、長くかかってしまう子もいるんですよね。現在5年生になった我が家の長女も、ちょうど3年生の頃が、一番宿題に追われる生活をしていました。
そのような時に、親に出来る事は何でしょうか。私の実体験を踏まえて、お話しします。
宿題の内容により時間がかかる事もある
宿題とひと言に言っても、担任の先生により内容も量も様々です。我が子の場合は、3年生の時の宿題が毎日物凄い量でした。
例えば…
- 国語の教科書5ページ程を10回読んでくること。
- 国語の教科書の〇ページから〇ページまでの漢字を、完璧に覚える
- 細かい文字の計算プリントを裏表3枚
- 漢字の書き取りプリント裏表2枚を3回ずつなぞって書く
子供も大変苦労していましたし、親から見ると物凄い量…多すぎるのでは…と頭を抱えるくらいでした。
しかし、娘の性格上、やらずに学校に行くことは出来ず、宿題のために寝る時間が遅くなる事もよくありました。
書くスピードと丁寧さ、どちらを重視する?
娘の同級生の家にお邪魔した際、その子供がちょうど宿題をしていました。私は、その光景を見て、非常に驚きました。
書くスピードが、娘の何倍も速かったのです。
比べると、娘は何度も書き直したり、丁寧に書こうと努力することでペースが遅かったのです。そのため、宿題にかかる時間が長くなるのも仕方がない…そう感じました。
丁寧さを重視すれば時間がかかり、日常生活にも影響する。
スピードを重視すれば早く終わり親もストレスが溜まらないが、雑である事に目が行き、注意する事になる…どちらを重視するかは、親としても考えどころではないでしょうか。
口煩く言わないで!心の中ではわかっている!
3~4年生になると、自分の考えが芽生えていますから、親の言う事に反抗するようになります。
「寝る時間が遅くなる!」「早く宿題をしなさい!」「友達と遊ぶ時間がなくなるよ!」
ついつい口にしたくなりますが、中学年ですから、その点は心の中できっとわかっていると信じてみましょう。
親があまりに口煩く言うことで、逆に反発したくなり宿題に手を付けない・・・そのような心理も、中学年ならでは、と言えると思います。
寝る時間が遅くなって翌朝ボーっとしたり、友達との遊びを優先させて後々困ったり、結局終わらずに学校で叱られたり…それも経験です。
困ってから、『自分のやり方』を見直し、徐々に出来るようになってくる事も、人生勉強のひとつです。
集中できる環境作り
宿題をさっさと済ませるために、”集中できる環境”を作ってあげる事も、親にできる事のひとつです。
中学年であれば、自分の部屋を作ってあげる事も良いでしょう。
また、リビング学習をする事も良いですね。ただ、リビングで学習するには家族の協力が必要です。
勉強中はテレビを消す、親は家事に専念しない等、勉強以外の事に目が向かないようにしましょう。子供と向き合い、「わからない」「教えて」と言われた時には、協力してあげる事も大切です。
高学年に向けて、長い目で見守ってみましょう
我が家の長女の場合は、長い時間をかけていた宿題も、学年が上がるにつれて次第に要領良く、短時間で済ませる事ができるようになってきたと、感じています。
字を書くスピードが上がりました。帰宅後は友達と遊んでも、夕飯とお風呂を済ませたら、親が言わずともさっと宿題を出して取り組むようになりました。
「面倒だな…」「テレビが見たいな…」と思っても、自分に言い聞かせて、自分でやる気を引き出すようになりました。
今すぐに出来るようになってほしい、と焦らずに、高学年になるに向けて次第に出来るようになる!そう、子供を信じて、長い目で見守ってあげてください。
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